AKI-GALLERY

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秋山 久美子  Kumiko Akiyama

北海道室蘭市生まれ

 

 

 

 

²  2009年 道展会友賞・二紀展奨励賞

 

²  道展会員

 

²  二紀展準会員


受 賞

2009年 道展会友賞・二紀展奨励賞

個 展

2005年 秋山久美子油彩展(札幌時計台ギャラリー)

2009年 秋山久美子油彩展(札幌時計台ギャラリー)

2011年 連鎖展油彩画展(ト・オン・カフェ/札幌)

2014年 秋山久美子油彩展(北都館ギャラリー/札幌)

      秋山久美子油彩展(いまぁじゅ/札幌)

2015年 秋山久美子油彩展(いまぁじゅ/札幌)

2016年 秋山久美子油彩展(札幌時計台ギャラリー)

      秋山久美子油彩展(北都館ギャラリー/札幌)

      秋山久美子油彩展(いまぁじゅ/札幌)

2018年 秋山久美子油彩展(ギャラリーび~た/札幌)

公募展

2006年 花の美術大賞展

2017年 世界絵画大賞展

A cross section (断面図)

ピエロ達と私

 サーカスの舞台で縦横無尽に駆け回るピエロ達を見ていると、彼らは私を異次元の時間と空間に導いてくれる。鍛えられた技、躍動感溢れる動き、目を引く衣装に軽快な音楽。舞台を走り回ったかと思えば、宙をも舞う。彼らを見ているのは、日常と違った自分。彼らのパフォーマンスは、私を空想の世界に誘うスイッチになる。

 空を舞台に描き出した頃から、青が気になり、いろいろな青を探した。北海道では、江差追分ソーランラインや、小樽、厚田、増毛、留萌に続く日本海の濃い青、富良野の青い池がもたらす自然界に存在しないような青、網走オホーツク海の深い青、帯広の晴れ渡った広い空が作る乾いた青、厚真町の太平洋は白い波を交え変化のある青。そして室蘭港白鳥湾の穏やかな青。北海道を離れて、上高地、軽井沢の高原にある済んだ湖や空の青や、九州長崎佐世保の暖かい海。魅かれる青はどの土地にもあった。暗く沈んだ青も魅力的だし、薄曇りの空のように軽い青にも魅かれる。青のもたらす表情を探るのが楽しい。

風に吹かれる

 住み慣れた町を離れると、訪れた町の風を新鮮に感じることがある。

日本国内各地の風は、天候、季節の変化に伴いそれぞれの土地の細やかな変化を感じ取れる。

海外の風は、「簡単には来ることが出来ない。」と思うと、違うセンサーが働くようだ。例えば、アメリカ西海岸の風は穏やかで包み込まれるような微風、ハワイの風は太陽と海により人にやさしく吹いてくる、カナダでは涼しく心地よい風を感じることが出来た。少し離れたところでは、中国大陸の南部。そこには広い土地を渡る、熱い風が流れていた。それらの風の思い出はその土地で出会った人、体験したとこ、見た景色、さらにその土地特有の気候が影響しているようだ。短い特別の期間の滞在だからこそ、感じ取れるかもしれない。

いつも私の周りには風が流れているはずである。その風を体内センサーで感じながら、表現できたらと思う。

「時間に架ける橋」に寄せて

 高校生の頃、通学路にあるバスターミナルの向かい側に「白鳥大橋を架けよう」という内容の看板が、突然現れた。「室蘭港[白鳥湾]に橋が架かる。」高校生の私には想像できない内容だった。それから40年余。その橋は室蘭の一部として、堂々とその姿を見せている。

[AI][ドローン][宇宙旅行]等、想像できない物や事柄が実現されていく様子を見ていると、近未来が近づいてくる気配を感じる。多くの人が知恵を出し合い、努力を重ねてきた営みを考えると、その目に見えないエネルギーに大きな魅力を感じる。その躍動感をこれからも表現し続けていきたい。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 SAKURA 2022  F4

 札幌市円山公園で、桜をスケッチしました。満開の桜と青い空を、切り取ってみました。